タレントいとうせいこう(64)が11日、都内で「高橋書店 第29回手帳大賞」発表表彰式に出席した。歌人東直子氏(61)、フードエッセイスト平野紗季子氏(34)と共に名言大賞の審査員を務めた

名言大賞は小林純一さんの「きょうは誰を喜ばそうかな」。紙芝居活動をする小林さんが幼稚園で「今日は何をするの」と尋ねたところ、園児から「きょうは誰を喜ばそうかな」と返ってきた。小林さんは「子供たちを見ていると、世の中にかつて子供だったことを忘れている大人がなんと多いことかと思う。かつて子供だったことを思い出して生きたいと思う、この頃です」と話した。

いとうは「29回ということで、すごい歴史の大企画。審査をする時に名言を読ませていただいて、すごく心に入ってくる。すごく楽しくて自分が活性化しているのを感じられます。言葉のワクチンを打ったみたいな気分になります」と話した。

東氏は「たくさん言葉を読ませていただいて、1つ1つに思いがこもっていて、胸が熱くなりました」。平野氏は「改めて思うのは、この賞は今の時代の空気感、生活者の手触り感がにじんでくるような賞。言葉の力みたいなものが前向きにとらえられる瞬間があって、希望のようなものを感じます」と話した。

名言大賞優秀賞は横山量さんの「今ね、まぶたに幸せが乗っかっているの。」、佐藤亘晟さんの「全ての痛みは成長痛」、飯塚瞳さんの「ぼく、大きくなったら何にもならないんだ!」が選ばれた。

いとうせいこう賞は佐藤恭子さんの「わたしはいま!くもをあびていまーす!」、東直子賞は森山淳一さんの『おっ』という間の、人生でした。平野紗季子賞は粟飯原純佳さんの「人生はね、ちょっとずつ足りないの だから楽しいな」が選ばれた。

アイデア大賞の優秀賞は平田摩美さんの「イチニチ マルっとログ」、川瀬絢士さんの「Sun Tango Rog」、鈴木美穂さんの「手間も無駄もプレッシャーもない手帳」。

昨年のアイデア大賞最優秀賞に輝いた山口翔太さんの「ポジティブ未来日記~明日の自分」が賞品として12日から発売される。手帳に明日のうれしいことを先に書くというアイデアに高橋書店の清水美成社長は「明日という近い未来のことを書くことで、多くの方がポジティブにすごせる」と話した。