磯村勇斗(32)が企画・プロデュースを務め、24年11月4日に故郷の静岡県沼津で開催した「しずおか映画祭」が、正式に「第1回しずおか映画祭」として26年5月23、24日に静岡県静岡市で開催することが21日、発表された。
また「第1回しずおか映画祭」の開催以後は「旅する映画祭」と称して静岡県内の各地で毎年、開催していく運びとなった。磯村は「歩みを確かなものとして『第1回しずおか映画祭』を開催いたします。今回の舞台は、静岡県の中心である静岡市。ここを出発点に、私たちは『映画の息吹』を県内各地へと紡いでいきます。『旅する映画祭』として静岡県内を巡り、映画文化の発展と、街の賑わいの再生に寄与していきたいと考えています」と抱負を語った。
磯村は「2024年11月、私の地元・静岡県沼津市にて『しずおか映画祭』をプレ開催いたしました。多くの映画ファンの皆さま、そして地域の皆さまに支えていただき、温かな熱量の中で無事に成功を収めることができました。心より御礼申し上げます」と、これまでの経緯を説明し、感謝した。沼津市で24年11月にプレ開催した「しずおか映画祭」の立ち上げ、開催は同年8月5日に発表された。映画祭には、同市出身で8日に76歳で亡くなった映画監督の原田眞人さんが、市内で撮影した12年「わが母の記」のオープニング上映され、原田さんも出席。同じく沼津市で撮影した22年「さかなのこ」も上映され、沖田修一監督(48)と、のん(32)が参加。静岡出身の佐津川愛美(37)のプロデュース映画作品や、磯村さんの友人の北村匠海(28)の初監督作品「世界征服やめた」も上映された。
磯村は「明治の初め、維新で混乱する静岡の街に活気を取り戻すため、芝居小屋が建ち並びました。やがて時代は移り、映画館が立ち並ぶ街へと発展していった歴史があります。娯楽への感度が高く、多彩な文化を受け止めてきた静岡市で、かつての賑わいを、現代のかたちで取り戻したい」と「しずおか映画祭」の趣旨を、改めて説明。「地元の皆さまと手を取り合いながら、この映画祭を“この街の誇り”として育んでいきたいです。『キネマの光で街を元気づけたい。』この想いを胸に『第1回しずおか映画祭』を開催いたします」と力を込めた。
「第1回しずおか映画祭」は、26年5月23、24日に静岡市清水文化会館(マリナート)で開催する。静岡市は、世界3大映画祭の1つで、磯村も22年にある視点部門に出品された「PLAN75」(早川千絵監督)の出演者として参加したカンヌ映画祭が開催される、フランスのカンヌ市と姉妹都市もある。映画の上映やスペシャル企画や子ども向けワークショップも検討中だという。
◆「しずおか映画祭」立ち上げから沼津市で開催するまでの経緯 磯村にとって、愛する静岡と沼津市で映画祭を開くことは長年の悲願だった。23年4月に「市制100周年記念燦々ぬまづ大使」に任命。同7月22日には、沼津市制100周年記念事業として、沼津市民文化センター大ホールで「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ~」と題した公演を開催。静岡県立沼津西高時代に所属し、俳優としての原点と位置付ける「沼津演劇研究所」のメンバーと、オーディションで選ばれた学生と演劇「プロポーズ」を上演した。上演後、第2部として開いた座談会「きらりトーク」の中で、磯村は「沼津で、いつか映画祭を開きたい」と夢を口にしていた。
「映画を身近に感じてほしい」という磯村の映画への熱い思いと郷土愛が発端となり、映画祭を発表する1年前の23年8月から「しずおか映画祭」の企画がスタート。しずおか映画祭実行委員会代表も、磯村が務める。映画祭のロゴは、静岡の県鳥「サンコウチョウ」をモチーフに、磯村が自らデザインした。沼津市で開催した段階から、新たなクリエーターたちの出会いの場となる映画祭の本開催を目指すべく、プレ開催的な位置付けとして考えていた。



