24年R-1王者街裏ぴんく(41)が15日、東京・サンシャイン劇場で、初挑戦となるミュージカル「ume-今昔不届者歌劇-」取材会に、主演する松岡充(54)らと出席した。

同作は、徳川吉宗の虚像と、保険金詐欺事件の実像が交錯する傑作スリラー。脚本演出は丸尾丸一郎氏が手がけ、8年前にも松岡主演で上演。今回リメークで再演し、街裏は現代で保険屋の角田、江戸時代では松岡演じる吉宗を惑わす左太夫を演じる。

「本当に初めてのミュージカルということで、起用していただいてうれしく思っております」と喜びを伝えた。同作を“復讐(ふくしゅう)劇”としつつも、「今後、復讐心が芽生えても、大切なものを思い浮かべて踏みとどまっていくと思う。ラストスパートで大切なものが思い浮かぶ、めちゃくちゃいいミュージカルになっていると思います」と紹介した。

街裏について、松岡は「空間を操る力がある。1人漫談をしているので、どんな状況のお客さんも、最終的に全部笑いにもっていく」と絶賛した。R-1王者になる前から注目していたという。「(街裏の)YouTubeチャンネルの再生回数の半分は僕」と冗談を交えながら明かした。

松岡は「これは(記事に)書いてほしい」とリクエストし、稽古でのワンシーンを明かした。丸尾氏からの高い要求に「序盤の頃、(街裏が)自信をなくしていた」という。「喫煙所で『丸くんは、この人はもっとできると思うから言うんやで。喜びと思ったほうがいいよ』と言ったら、泣いて…」と明かした。

松岡は「芸人さんにとってはあまり言われたくないのかもしれんけど」と気遣いつつ、「本当に真面目やし、一生懸命やし、ちょっとかわいかった」とエピソードを披露した。

初挑戦の街裏を“相棒”と称した松岡。愛を込めての「ハードルを高くしているけど」という言葉に、街裏は「飛び越えて見せます!」と意気込んだ。

同作は、同所で23日まで公演。27日~3月1日に大阪・クールジャパンパーク大阪TTホール、3月7日に和歌山・紀南文化会館大ホールで上演する。