田中麗奈(45)らが所属する大手芸能事務所テンカラットと、10年11月に声優ユニットとしては初の日本武道館単独ライブを開催した「スフィア」を擁する声優事務所ミュージックレインが共同で新人発掘・育成プロジェクト「OPALIS」(オパリス)を開催する。16日、都内で記者会見を開き、発表した。

OPALISは俳優、声優発掘のみならず、双方のフィールドで活躍できる才能の育成、開花までを一気通貫するプロジェクト。田中、井浦新(51)高良健吾(38)中条あやみ(29)らが所属する芸能プロダクションのテンカラットと、スフィアの戸松遥、豊崎愛生ら人気と実力を兼ね備えた女性声優を輩出し、黎明(れいめい)期から声優アーティスト・ユニットをヒットに導いてきたミュージックレインの2社がタッグを組んで発足し、次世代のハイブリッドな表現者の育成を目指す。

ミュージックレイン所属の戸松遥は、スフィアのメンバーとして声優アーティスト界の中心軸で活躍してきた。それでも、この日は多数、集まった取材陣からおびただしいフラッシュを浴び「普段、こんなにフラッシュを浴びる機会がないので、メチャクチャ緊張しています。慣れていなくてチカチカしています」と驚いた。トークの中で「事務所が立ち上がって1年で所属して、声優というお仕事は声を当てる、ということしか知らなかった。事務所も手探りで、椅子3つしかなかった。20年、続けて今は1フロアにいられる会社になった」と、自身と事務所の成長の経緯を語った。

戸松自身、12年の舞台「サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~」に主演するなど、声優業にとどまらず、舞台にも出演している。「声優は、私がやった時は裏方に近い。表現者としての垣根がなくなってきて、今回の企画が生まれたと思う」と、今回の企画が、時代の要請で生まれたものだと強調した。

第1弾発掘企画として5~6月に全国でワークショップ、第2弾として6~10月にオーディションを実施し、選抜された育成メンバーは、定期公演やコンテンツ発信、さまざまなレッスンなどの育成体制の中で、しっかりと基礎を固めながら才能を開花させヒットを目指す。戸松は「事務所に入り、オーディションの前にワークショップがあるのは、私も受けたいなと。すばらしい。受けよう、興味があるという若さ、勢いは大事だと思っていて。10代で声優になった時の怖いもの知らずの勢いはすごかった。勢いを信じて、ぜひ応募してくれたら、うれしい。一緒にお仕事しましょう!!」と呼びかけた。

戸松と同じく、ミュージックレイン所属の雨宮天は「オーディションでお芝居して下さいと言われても、何して良いか分からない…ワークショップで指針が見えるのは大きい」とプロジェクトが効果的だと説明。「私も声優を10年やって、育成にも携わらせてもらえるようになった。大事なのは素直さと根性…自信のある方は応募してください」と笑みを浮かべた。