フリーアナウンサー古舘伊知郎(71)が16日、YouTubeチャンネルを更新。国会で「経済的に厳しい子どもたちが自衛隊に行く」と発言した立憲民主党の古賀千景参院議員の言動について言及した。

古舘は、今回の古賀氏の発言内容に触れ「これはいかんですよ。いけないに決まってるんですよ」とピシャリ。「だって経済的に厳しい中でその子どもが自衛隊員になる人もいれば、そうじゃない場合で自衛隊に行く、防衛省に入って行く、いろんなケースがあるわけですから、そんな風に一概にバーっと決めつけてはだめ」と指摘し、「これは失言だと思います」とした。

その一方で、日教組出身の古賀氏がこの発言をした真意もくみ取り、「平和教育をやってきた人ですから、小学校に置いている自衛隊員募集のチラシの置き方や、中身もウクライナ戦争を引いて“防衛力が弱いもんだからロシアに侵攻されてしまった、日本は国防をしっかりと守らなきゃいけない”的なのが入っていて偏っているじゃないか、と。日教組出身の方であればそいういう考え方、思想性で言いますよ。保守系の人とは正反対のことを言う。その気持ちもわかるわけですよ」と一定の理解を示したが、「でもこうやって切り取られるのが当たり前の時代に、決めつけて言っては絶対にだめ」と断じた。

また、その流れで古舘は今回の発言の背景について「圧倒的な大問題は、自衛隊員が少ない、募集にかかってこない」ことだと言及し、国家安全保障の問題以前に、地震など自然災害の多い日本において自衛隊員のなり手が少ないことを懸念。「人口減少、少子化の時代の深刻な大問題をどうするかというのは、防衛費倍増の話ばかり出てますけど、自衛隊員を確保する、本当に魅力的な仕事として入ってきてもらわなきゃいけないとするためには、その教育をどうするかって大問題がありますからね」と指摘し、「(古賀氏の発言に対して)こういうことを切り取られたとこだけでギャーギャー言わずにですね、全体の問題を話し合っていくことは急務だってことを我々自覚すべきだと思いますね」と私見を述べた。

古賀氏は15日の参院決算委員会で、防衛白書を小中高生向けにまとめた冊子について、公費で配布する妥当性などを質問した際に「経済的に厳しい子どもたちが自衛隊に行く。豊かな子どもたちは自衛隊員とかにはならない」と発言。小泉進次郎防衛相が抗議した。古賀氏は発言直後に訂正を申し出て、謝罪、撤回した。ただ騒動は拡大し、自衛隊経験のある県議や市議から立民あての抗議文が出るなどの事態になっている。