北野武監督の「龍三と七人の子分たち」(15年)や、フジテレビ系「白い巨塔」TBS系「ドラゴン桜」など多数の映画、ドラマに出演した、俳優の品川徹(しながわ・とおる)さんが8月29日に亡くなった。90歳だった。

所属事務所ノックアウトが7日、公式サイトで発表。リンパ腫のため療養中だったことも明かされた。

ノックアウトは文書を発表。「本日は突然のお知らせとなり大変恐縮でございますが、かねてより『リンパ腫』の療養中でした弊社所属の俳優・品川徹が令和8年8月29日に満90歳を以て永眠いたしましたことをご報告申し上げます。葬儀につきましては故人と家族の強い意向により近親者のみで執り行いました」とした。その上で「誠に勝手ながらご香典ご供花の儀等はご辞退申し上げます。なお、故人の遺志によりお別れの会等も行う予定はございません」とした。「これまで品川徹の出演作品や活動を通し携わっていただいた方やご支援いただいた皆様には生前のご厚情に深く感謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます」と感謝した。

品川さんは北海道旭川市出身。62年、劇団自由劇場に入団。68年、劇作家の太田省吾氏らと劇団転形劇場の立ち上げに加わり、舞台を活動の場とした。03年のドラマ「白い巨塔」大河内教授役の重厚な演技で一躍有名になり、NHK大河ドラマも「元禄繚乱」(99年)「鎌倉殿の13人」(22年)などに出演した。「ドラゴン桜」では、長髪で竹刀を手にした個性的な教師「数学の鬼」こと柳鉄之介として、2シリーズにわたって出演した。2015年には「野のなななのか」の演技と、長年の俳優活動を評価され「第24回(2014年度)日本映画プロフェッショナル大賞・特別賞」を受賞した。