元テレビ朝日社員の玉川徹氏が11日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。東映、巨人、ロッテで外野手として活躍し、つい最近まで「球界のご意見番」として親しまれ、今月9日に86歳で亡くなったことが明らかになった張本勲さんについてコメントした。「昭和の頑固おやじみたいな印象」とした上で「張本さんのような存在は(今の日本に)必要」と、訴えた。
この日の放送では、張本さんが残した輝かしい足跡や、「球界のご意見番」としての姿をVTRで振り返った。張本さんが5歳の時、当時暮らしていた広島に原子爆弾が投下されたことで被爆し、インタビューで自らの被爆体験や、若い世代への戦争経験継承の必要性について語った際の様子も伝えた。
張本さんについて問われた玉川氏は「個人的なお付き合い、接点はなかった」とした上で「テレビで拝見していて、印象としては『昭和の頑固おやじ』的な印象なんですよね。でも、やっぱり、言葉に重みがあるんですよね」と指摘した。
「喝!」「あっぱれ!」のコールで知られ、張本さんが8月2日まで「ご意見番」として出演していたTBS系「サンデーモーニング」に触れ、「『サンデーモーニング』でスポーツコーナーだけをされていたわけですが、スポーツのことを話していながら、何か常に重みがある。『喝!』と『あっぱれ!』というのも、張本さんが言うんだったら、そうだよなと言うふうに感じるのは、被爆という過酷な体験をして、そこから自分の力でプロ野球であれだけの実績を勝ち取って生きてきたという。そこがやっぱり、重みになるんでしょうね」と、張本さんの言葉の重みについて思いを口にした。
その上で、「そういう(言葉に)重みを持っている人たちというのは、ご高齢の方の中にもいっぱいいるはずなのに、今、何か、高齢になると社会のお荷物みたいな扱いをされる風潮があるんですけど」と、現代社会に苦言。「自信をもって、ああいう頑固おやじ的な感じになれない高齢者の方も多いと思うんだけど、僕は、張本さんみたいな存在は必要なんだろうなと思いますね」と、力を込めて訴えた。



