「クリスマスの女王」として知られる米歌手マライア・キャリー(57)が1日、毎年恒例となっているクリスマスシーズンの幕開けを告げる動画を公開し、パンクロック歌手に扮(ふん)して話題を呼んでいる。
キャリーは毎年、ハロウィーンが終わった瞬間の午前0時過ぎにトレードマークのホイッスルボイスで「Its Time!(さあ時間よ)」と“自らの季節”であるクリスマスの到来を宣言する動画を公開しているが、今年は定番のクリスマスサウンドではなく、90年代にひそかに取り組んでいたオルタネイティブ・ロック・プロジェクトの楽曲「Hermit」を歌うシーンで幕開け。クラブのステージでカラフルなウィッグにド派手なメイク、パンクファッションで激しいパフォーマンスを行い、客席にダイブをするシーンも演じた。
報道によると、この楽曲はキャリーの音楽キャリアにおいてほとんど知られていないチックというバンド名義で取り組んでいたアルバム「Someone’s Ugly Daughter」に収録されていたものだという。キャリーが友人と共に制作し、プロデュースも手がけ、自身もバックボーカルを担当しているが、キャリー自身がボーカルを務めたバージョンはお蔵入りしている。
20年に出版された回顧録で明かされるまで、このプロジェクトについて広くは知られていなかった。
動画の後半は、時計が0時を迎えるとおなじみのアナウンスと共に真っ赤な衣装を着たキャリーが登場し、クリスマスソング「恋人たちのクリスマス」を歌い始める恒例の内容となっている。
キャリーは22年にはエアロバイクを漕いでクリスマスに向けたトレーニングをする姿を、23年には氷の塊から溶け出す姿を披露するなど、毎年趣向を凝らした演出で注目を集めている。
「恋人たちのクリスマス」は、全米シングルチャートにおいて歴代最長となる通算22週の1位記録を保持していたが、今年9月に米カントリー歌手エラ・ラングレーにその記録を塗り替えられている。(千歳香奈子)



