東京五輪組織委員会は25日、選手村メニューアドバイザリー委員会を行い、選手村で提供する食事メニューの方向性を固めた。

メインダイニングでは、過去実績をベースにメニュー数を検討。600~700種類を想定している。日本料理、アジア料理、ピザ、パスタなど、多彩なメニュー構成だが、ベジタリアンやグルテンフリーも充実させる。塩やコショウだけのシンプルな味付けを基本とし、選手が自分で味付けできるように、ナンプラーなど約60種類の調味料を用意する方向だ。

カジュアルダイニングでは日本食だけでなく、おにぎりや麺類、お好み焼きや串焼きなど、カジュアルな料理も提供していく方針。

栄養表示が100グラム単位だったが、サーブ量に応じて栄養成分量を表示することで、摂取量を分かりやすくする方針も固めた。五輪を含め、国際大会では初めてだという。

田中健一郎委員会座長は「食の安全を大事に、アスリートファーストの中で、素晴らしい大会にすべく努力していく」と話した。委員の1人、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(47)は「メインダイニングとカジュアルダイニングで、オンとオフを分けられるのは大きなこと。日本文化を体験できることも、選手たちにとって楽しみなはず」と、元選手としても高く評価した。

方針を元に、8月中にメニュー案を作成。11月に国際オリンピック委員会の承認を得る予定だ。