東京五輪の聖火リレーは7日、長崎県に入った。最終8区の長崎市では、聖火リレー公式アンバサダーで女優の石原さとみ(34)が登場した。会場となっていた平和公園内では、新型コロナウイルス感染対策のため無観客で行われた。石原は、平和祈念像前でトーチに火をともすと、感慨深そうに火を見つめた。1歩1歩をかみしめるように走りだし、最後は笑顔で聖火をつないだ。

石原は、組織委を通じて長崎で被爆者との親交があることを明かしていた。「被爆の記憶を残す長崎での聖火リレーは、心から平和を願う世界の人をつなげられると思います」とコメントしており「核廃絶・反戦を願う多くの思いを胸に走らせていただきたいです」と志望理由を明らかにした。

 

◆中止、公道回避 福岡県は11~12日に予定していた聖火リレーを中止し、点火式のみ行うと発表。兵庫(23~24日)と京都(25~26日)は、公道での走行を中止する方向で調整中。