石原慎太郎元東京都知事の妻典子さんが8日に84歳で亡くなったことを受け、長男で元自民党幹事長の伸晃氏(64)が10日、ツイッターで母への思いをつづった。

伸晃氏は「母典子が3月8日に亡くなりました」と報告。2月1日に亡くなった慎太郎さんに続くように亡くなった母について「父慎太郎が亡くなってから『寂しいわねぇ』と母はとても悲しんでおりました。大好きだった父の隣に寄り添うべく旅立ったのだと思います。病気を患っており病院に向かう救急車の中で静かに息を引き取りました」と、最期の様子を明かした。

その上で「生前中に賜りましたご厚情に心より感謝いたします。合掌」と記した。

典子さんは慎太郎氏の通夜が行われた2月4日、車いすに乗って通夜が営まれた石原邸に姿を見せ、帰り際には次男の良純と会話を交わしていた。

典子さんは1938年(昭13)1月1日、神奈川県生まれ。幼なじみの石原氏と17歳で結婚。長男伸晃氏のほか、次男でタレントの良純、三男で自民党衆院議員の宏高氏、四男で画家の延啓氏の4男をもうけた。