安倍晋三元首相の妻、安倍昭恵さんは、3日夜に放送されたNHKスペシャル「総理の妻たち “権力”の目撃者」のインタビューで、2022年7月に銃撃された安倍氏の最期について語った。また、昨年末に訪米し、第2次政権発足直前のトランプ大統領夫妻と食事をともにした際のエピソードなども明かした。

番組では「今も取材が可能な配偶者全員に接触し、このうち6人が赤裸々に胸の内を語った」とナレーションで説明。昭恵さんのテレビメディアの単独インタビューは、安倍氏の首相退陣後、初めてだとした。

昭恵さんは、安倍氏の銃撃事件について振り返る中で「主人も、『政治家というのは命をかけてする仕事なんだ』と言っていた。もちろん、殺されるなんてことは夢にも思っていなかったですが」と語った。病院に駆けつけた時の様子について「名前を呼んでいるくらいで、もう意識がないというのは分かっていたので、手を握っていましたけれど、一瞬、握り返してくれたんじゃないかなというのは、私の中のかすかな望みというか…」と当時の感情について振り返った。

また昨年12月、大統領選を勝利し2期目の大統領就任を控えていたトランプ氏とメラニア夫人からフロリダ州の邸宅に招かれ食事をともにしたことについても言及。トランプ氏の会話に関して「日本との関係は重要と思っている、というようなお話だったと思います」とした上で「トランプ大統領夫妻はお酒をお飲みにならないので、同席した人たちも飲んでいなかった」と述べた。昭恵さんは酒豪で知られる。

また「そこは会員制のクラブみたいな感じなので、レストランのメニューみたいになっていて何を選んでもいいんですが、私は以前いただいた、トランプ大統領のお母さまのレシピといわれているミートローフを頼んだところ、確かトランプ大統領もミートローフを召し上がっていたと思います」と食事会の様子にも触れた。「いろんなお話がありましたが、主人のことを『晋三は本当にいい友人だった』という話もいただき、なごやかな食事会でした」と振り返った。