元航空幕僚長の田母神俊雄氏が24日、X(旧ツイッター)を更新。日中間の緊張関係が高まっている中、日本政府などに対し痛烈な指摘を行った。
田母神氏は「日中間に外交問題が生じた今回のような場合、我が国は我が国に損失が生じてもとにかく問題を収めることを優先する。強硬策に出たら問題を大きくするだけだとか。馬鹿なことだ」と書き出した。
そして「問題が起きたらチャンスと捉え一歩でも二歩でも国益拡大を考えるべきだ。日本政府や外務省関係者はみんな病気なのだ。問題回避症候群という病に侵されている」と私見を述べ、「大人の対応、冷静な対応が、歴史認識、尖閣問題、中国漁船の衝突などでも日本の立場を次第に不利にしているではないか」とつづった。
田母神氏は23日夜の更新では「中国首脳が高市総理に会いたくないというなら無理に合わなければよい。自国は何をしてもいいが他国は駄目と言う行動や言動を繰り返す中国の姿勢には改めて愛想が尽きる。今こそ首相の靖国参拝を行うべきだ。これまでの歴史を見れば中国に対する大人の対応、冷静な対応はいい結果を生んだことがない。日本はもっと歴史に学ぶべきだ」と投稿していた。
高市早苗首相は7日の国会で、「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した。これをうけ、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とSNSに投稿したことが問題化。さらに、中国の外務次官が日本の駐中国大使に、また日本の外務省が中国の駐日大使に、それぞれ抗議したなどと伝えられているなど、波紋が広がっている。また中国は日本への渡航自粛を呼びかけ、日本産の水産物の輸入手続きを停止するなど、高市発言への対抗措置とみられる動きを強めており、両国間の関係に緊張が広がっている。

