<1>15年ラブリーデイ

デビュー2連勝を飾った素質馬だが、3歳時のクラシックは振るわず、4歳となった前年もオープン特別の1勝のみ。頭打ちかと思われた明け5歳の15年、4番人気で中山金杯を制した。F・ベリー騎手を背に好位から抜け出し、1番人気の2着ロゴタイプに1馬身4分の1差をつけた。

続く京都記念も勝って重賞連勝を飾ると、6月には鳴尾記念を勝って重賞3勝目。続く宝塚記念を川田騎手を背に6番人気で勝利して、G1初制覇を果たした。

勢いは秋も続き、京都大賞典、天皇賞・秋を連勝。。ジャパンCは3着、有馬記念は5着に敗れたものの、1年で10戦して重賞6勝、うちG1・2勝の大活躍で、JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した。


日刊スポーツ賞中山金杯を制したラブリーデイ(2015年1月4日撮影)
日刊スポーツ賞中山金杯を制したラブリーデイ(2015年1月4日撮影)

<2>19年ウインブライト

明け5歳、すでに重賞3勝と実績は十分だったが、ビッグタイトルには遠い印象もあった。ハンデ58キロ、3番人気で中団から差し切って重賞4勝目。名コンビの松岡騎手が導いた。

続く中山記念も連勝して4月末に香港遠征。世界の強豪と日本馬リスグラシューを相手に、クイーンエリザベス2世Cを勝って待望のG1初制覇を果たした。

秋はオールカマー、天皇賞・秋と大敗したものの、12月に再び遠征した香港で香港Cを勝利。中山金杯を契機に、海外G1・2勝をつかみ、この年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝いた。


日刊スポーツ賞中山金杯を制したウインブライト(2019年1月5日撮影)
日刊スポーツ賞中山金杯を制したウインブライト(2019年1月5日撮影)

<3>98年グルメフロンティア

前年までにダートで4勝、芝で3勝。重賞勝ちこそなかったが、この時代にはまだ数少ない芝、ダートの“二刀流”だった。

明け6歳(当時表記は7歳)の中山金杯は、岡部幸雄騎手を背に中団から上がり最速で差し切り勝ち。1番人気に応えて、待望の初タイトルをつかんだ。

次戦に選択されたのは、なんとダートのG1、フェブラリーS。単勝11・2倍の6番人気とファンも半信半疑だったかもしれないが、16頭立ての6番手追走から上がり最速36秒7の脚を使い、2着に4馬身差の圧勝を飾った。

その後は秋まで休養し、勝利は挙げられなかったが、ラストランとなった12月の東京大賞典でも5着に入るなど、条件を問わず好戦し続けた個性派だった。


日刊スポーツ賞中山金杯を制したグルメフロンティア(1998年1月5日撮影)
日刊スポーツ賞中山金杯を制したグルメフロンティア(1998年1月5日撮影)

<番外>95年サクラローレル

4歳(当時表記5歳)となった初戦、小島太騎手を背に差し切り勝ちを収め、重賞初制覇を飾った。

続く目黒記念2着の後に長期休養となったが、復帰した翌96年に天皇賞・春、有馬記念を制覇。同年の年度代表馬に選出された。

金杯を制した年ではなかったとはいえ、金杯制覇から羽ばたいた1頭だった。


日刊スポーツ賞中山金杯を制したサクラローレル(1995年1月5日撮影)
日刊スポーツ賞中山金杯を制したサクラローレル(1995年1月5日撮影)