「単走で61秒6は出そうと思っても出せる時計ではないですね」と渡辺和師。13日盛岡の南部杯(Jpn1、ダート1600メートル)に向けた8日の最終追い切りでミックファイア(牡5、渡辺和)が動いた。今回は見慣れない浅いブリンカーを着けた姿。「攻め馬では初めてです。運動で着けてみて、歩きも集中していい感じだというので」。実戦も装着を検討するという。

昨年の途中までトレードマークのように追い切りでもパシュファイヤーを着けていたが「古馬になって、昔の危うさみたいなものがなくなってきたのはいい傾向なんですが、その分、爆発力もほしいので」とブリンカーを選択。それだけ精神的にも大人になったということだろう。爪の不安は相変わらずだが、この時期はそれも気にならないようだ。「これまで爪の心配をせずに使えたのは去年の南部杯ぐらい。こういう追い切りができる馬だけど、これだけ動かすとまずい状態が多かったので」という。

無敗で南関東3冠とダービーグランプリを制覇。その後の最高着順は昨年の南部杯の4着。今年も強敵がそろったが「期待を持って行けそうです」。昨年以上もありそうだ。【牛山基康】