日本からダノンバーボン(牡、池添)、ワンダーディーン(牡、高柳大)の2頭が参戦した一戦は、女性トレーナーのシェリー・ドゥヴォー調教師が管理するゴールデンテンポ(牡)が制した。女性調教師の勝利はケンタッキーダービー史上初。
道中は最後方グループに位置し、直線は大外から豪快な追い込みを決めた。ドゥヴォー師は現地のインタビューで「本当に本当に幸せです。素晴らしい仕事をしてくれました。うれしいです。厩舎のみんなが喜んでいます。ペースから言って難しい位置かと思いましたが、よく走ってくれました。ここに来るだけでも名誉なことなのに、ここに立っているなんて大変名誉なことです」と喜びを語った。鞍上のJ・オルティス騎手もケンタッキーダービー初制覇。馬上インタビューで「夢がかないました。私にとって世界一のレースを勝つことができました。ジョッキーになった時にこういう場に立ちたいと思っていました。最高の人生を歩んでいます」と歓喜に浸った。
ダノンは見せ場たっぷりの5着。ワンダーは8着だった。
◆チャーチルダウンズ競馬場 ケンタッキー州ルイビル南部にあるアメリカでも有数の競馬場。楕円形の左回りコースで、ほぼ平たん。内側に1408メートルの芝コース、外側に1609メートルのダートコースがあり、直線は約376メートル。アメリカは小回りの競馬場が多い中、チャーチルダウンズは直線が長め。21年に芝の全面張り替えを行い、昨年から開催を再開した。ケンタッキーダービーが行われるダート2000メートルはスタンド前から発走し、トラックを1周する。日本のダートは砂だが、アメリカは土で、馬場の質がまったく異なる。



