1番人気カフェファラオ(牡5、堀)がゴール前の接戦を制し、ダートグレード競走初勝利を挙げた。鞍上は福永祐一騎手(45)で、勝ちタイムは1分34秒6。21、22年のフェブラリーS連覇に続くG13勝目となった。逃げ粘るヘリオスをゴール寸前で鼻差捉えた。堀宣行調教師(54)は9日にサリオスで勝った毎日王冠に続き、2日連続の重賞制覇となった。

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2角奥のポケットから3角まで続く約900メートルのバックストレッチで、カフェファラオと福永騎手がスピードに乗った。得意の東京競馬場と同じワンターンのマイル戦。「内枠なのでポジション取りが重要。もまれない形で行きたかった」。4、5番手からスムーズに位置を押し上げ、コーナーで外にいたアルクトスのプレッシャーをはねのけると、最後は逃げるヘリオスとの競り合いを鼻差で制した。殊勲の鞍上は「楽な形ではなかった。差はわずかでしたが、G1馬の脚を見せてくれた。(勝ったかどうかは)分からなかったです」と充実した表情で振り返った。

断然人気で敗れた一昨年大井のジャパンダートダービー(7着)、昨年船橋のかしわ記念(5着)。独特のコース形態で結果を出せなかったが、地方挑戦3度目でタイトルを手にした。「ナイターですし、初めての盛岡でした。気難しいタイプなんですけど、よく走ってくれたと思います。いい競馬場だなと思いました。これからもタイトルを積み重ねていってほしい」。圧倒的な内容でフェブラリーS連覇を果たした馬が、大接戦の末に見せつけた勝負強さ。霧雨煙る盛岡競馬場で、集まった東北の熱い競馬ファンから惜しみない拍手が送られた。【木南友輔】

◆カフェファラオ▽父 アメリカンファラオ▽母 メアリズフォリーズ(モアザンレディ)▽牡5▽馬主 西川光一▽調教師 堀宣行(美浦)▽生産国 米国▽戦績 13戦7勝(うち地方3戦1勝)▽総収得賞金 3億8879万5000円(同6350万円)▽主な勝ち鞍 20年ユニコーンS(G3)シリウスS(G3)、21、22年フェブラリーS(G1)▽馬名の由来 冠名+父名より