今村聖奈騎手(18=寺島)が新潟12Rでスカイナイル(牝4、牧浦)を1着に導き、女性騎手の年間最多勝利数となるJRA通算43勝目を挙げた。藤田菜七子騎手が当時デビュー4年目の19年に積み上げた数字に、デビュー232日目のルーキーが追いついた。

今村騎手はJRA10人目の女性騎手として今年3月にデビュー。初騎乗から17戦目の3月13日阪神8Rで初勝利を挙げた。勝利数は同期でも圧倒的で、同期の角田大河騎手(19=石橋)の28勝を大きく上回る。1年目に5月7日から7週連続の勝利、7月3日のCBC賞(テイエムスパーダ)では日本レコードでの重賞初騎乗初制覇など、結果で話題を提供し続けてきた

秋の新潟開催が開幕した先週に土日1勝ずつを挙げ、記録に王手。異例のスピードで勝利を重ね、08年三浦皇成騎手(最終的に91勝)以来となる史上5人目の新人年間50勝も見えてきた。

今村騎手は「前走乗ったときから能力があるなと思っていたんですけど、気性がすごく難しい馬でゲート裏に行くまでに、なるべくストレスを抱えないような形でレースに向かえたらいいなと思っていました。前走は抜け出してふわっとするような点も見受けられたので、前に目標を置いて、最後にかわすようなレースをしました。もともともまれ弱いとは聞いていましたが、3角から周りが来る形でも強気に突っ張っていくことができたので、馬が一生懸命頑張ってくれました。(ルーキーでの43勝到達は)菜七子さんと違って私は4キロ減でスタートしているので。そこは比べる値ではないと思います。たくさんの方がサポートしてくださっていますし、勝利数の半分以上は馬の力で勝たせてもらったレースです。まだまだ粗削りする面が人間にはあるので、そこは4キロ減が補ってくれているところと、馬たちが最後まで踏ん張ってくれているからこその今の結果だと思います。もっともっと胸を張ってこのレースはうまくいきましたと言えるようなレースを、もっと増やしていきたいです。現状に満足せず、これからももっと頑張っていきたいと思います。明日もたくさんいい馬に乗せてもらっていますし、1頭1頭大切に向き合っていきたいと思います」と話した。