地元岩手の3番人気ミニアチュール(牝4、佐藤祐)が直線で抜け出し、大井(小林)からの遠征馬で1番人気ラブラブパイロの猛追を半馬身差で振り切った。勝ちタイムは2分6秒1。10年マイネベリンダ以来14年ぶりの地元勢の勝利となった。

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殊勲の勝利を挙げたデビュー2年目の佐々木志音騎手はこれがうれしい重賞初制覇だった。「まだ緊張感の方が強いですが、重賞初制覇ができて素直にうれしいです。逃げの手も考えていましたが、内の馬が速かったので2、3番手で、自分のペースを崩さずに行こうと思いました。3コーナー手前から外から来られてヒヤヒヤしましたが、自分からハミを取ってくれました。去年は乗っていないので分かりませんが、春先に比べると状態がすごく良くなっています。今回は2000メートルで頑張ってくれたから、これからさらに良くなっていくと思います」と振り返った。

岩手の4歳世代を代表する馬の完全復活。管理する佐藤祐司調教師は「昨年、牡馬牝馬のクラシック4冠を取った後はいい成績を出せなかったので、このまま終わるのか、どういう形で立ち直るか、と悩みましたが、短いところをきっかけに立ち直ってくれました。これが下河辺(牧場)さんの血なんでしょうね。おかげさまで久しぶりに交流重賞を勝つことができました。展開も読めないところがありましたが、(佐々木)志音がうまく乗ってくれました」とうなずいた。今後は29日に行われるヴィーナススプリント(M3、ダート1400メートル、水沢)が視野に入る。