7歳せん馬のロングラン(和田勇)が、目の覚めるような切れ味を見せ、小倉大賞典に続く重賞連勝を飾った。

3歳時はダートを走っていた馬が年齢を重ねて、芝で真価を発揮。初のマイル戦でも適性を見せた。6月8日東京の安田記念(G1、芝1600メートル)の優先出走権を獲得。ビッグタイトルもくっきりと見えてきた。

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ダートで初勝利を挙げ、前走の小倉大賞典で重賞制覇を遂げたロングランは、デビュー26戦目で初のマイル戦を楽しんでいるようだった。初距離でも追走に苦労するところは一切なし。直線で進路ができると、ためにためたエネルギーを一気に爆発させ、あっというまに抜け出した。最終的に2着とは半馬身差でも鞍上の手綱には余裕があった。

岩田康騎手は「少頭数で本当に馬の具合が良く、良馬場でできたことでこの切れになりました」と振り返る。ロングランに騎乗するのは23年11月以来。「前に乗せてもらったときはトモがすごく緩かったんですが、今回は踏み込みが良くなっていました」と確かな成長も実感した。

和田勇師は「2000メートルでは最後の150メートルで止まるし、1800メートルでも止まることがあったので」とマイルに矛先を向けた理由を説明。次走について明言はしなかったが「G2を勝ったので、この先のステップにいくのではないでしょうか」と話した。岩田康騎手も「この馬自身、7歳でも絶頂期だと思うし、大きい舞台に挑戦してほしいですね」とG1チャレンジを後押しする。7歳にして、まだまだロングラン(長い走り)の途中。この日の走りならG1でも互角以上の走りが期待できそうだ。【明神理浩】

◆ロングラン ▽父 ヴィクトワールピサ▽母 ノッテビアンカ(ケンダルジャン)▽せん7▽馬主 梅沢明▽調教師 和田勇介(美浦)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 26戦7勝(うち地方1戦0勝)▽総獲得賞金 2億2028万8000円▽主な勝ち鞍 25年小倉大賞典(G3)▽馬名の由来 長く元気に走ってほしい