3月1日号砲の東京マラソン有力選手会見が28日、都内で行われた。

男子の国内招待選手は、東京五輪代表を争う3強が集結した。日本記録2時間5分50秒の大迫傑(28=ナイキ)、前日本記録2時間6分11秒の設楽悠太(28=ホンダ)18年ジャカルタ・アジア大会金メダル井上大仁(27=MHPS)が、檀上に勢ぞろいした。

大迫は「自分のペースでしっかり走れればいい」。

設楽悠は「自分のレースができればいい。海外選手にくらいつけるようなレースをしたい」。

井上は「せっかくの場なので、チャレンジして、攻めていきたい」と意気込みを示した。

今大会は東京五輪代表の最後の1枠をかけたレースになる。現時点で大迫がリード。昨秋の「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位に入っており、3枠目の候補となっている。ただ今大会で大迫が持つ日本記録を上回る選手が出れば、その選手が3枠目の候補になる。

大迫の日本記録を更新する選手が出なかった場合は、大迫が3人目の候補のまま。最後の選考対象レースとなるびわ湖毎日マラソン(3月8日)で日本新が出なければ、五輪代表に内定する。

なお日本記録を出した選手には日本実業団連合から1億円のボーナスが出る。