全日本柔道連盟(全柔連)は25日、来夏に延期となった東京五輪代表男女13人の代表権維持を正式決定したと発表した。

書面決議による臨時理事会で22日までに理事、監事全員の賛同を得た。全柔連は15日にオンライン形式の常務理事会と強化委員会を開催し、代表権維持の方針を決めていた。

男子代表の井上康生監督(42)は「代表継続が決まったことで、身が引き締まる思い。今の選手たちが五輪に向け、しっかり準備を整え、成果を挙げられると信じている。五輪に向かって一丸となって戦うのみ」。全7階級の代表が決まった女子代表の増地克之監督(49)は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら「まずはしっかり計画を立て、選手の体力面を回復させたり、メンタルケアをしながら徐々に負荷を上げていきたい」と話した。

唯一五輪代表が決まっていない男子66キロ級の選考方法は継続して検討する。