【迫る支配下登録期限】西武育成選手2人の思い 枕ことば「たられば」はがし勝ち取る

6月になった。育成選手にとっては7月末の支配下登録期限まで残り1カ月半少々。何を思うか。6月1日と9日、西武の室内練習場で黙々と汗を流す2人の若獅子に思いを尋ねた。

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育成4年目の是沢涼輔 ワクワクさせる選手になって


◆是沢涼輔(これさわ・りょうすけ)2000年(平12)4月19日、三重県いなべ市生まれ。健大高崎(群馬)でも法大でも控えで、東京6大学リーグ通算3打数0安打。22年育成ドラフト4位で西武入団。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。


西武の球団寮はおいしい食事で有名だ。6月1日、月曜日。1軍も2軍も3軍も試合がない。ゆっくりした朝ご飯。メニューは豊富だ。育成契約4年目の是沢涼輔捕手(26)は「牛丼みたいなの」を食べた。

目玉焼きも添えた。卵は苦手だ。「でも栄養素は必要なので」とガムシャラに食べる。調味料は塩でもしょうゆでもなく。

「ケチャップ、チーズ、ブラックペッパーです」

ルネサンスの3大発明みたいに言う。意識は高い。職住近接を愛する。育成選手が増えて部屋数が足りなくなったから、昨オフに退寮した。ヘルメットをかぶって自転車通勤。自炊も試みたが「結局、ありがたいことに3食ここでお世話になって」。

休日も寮に来る。昼寝して漫画を読む。漫画が動画に変わって、動画が野球ものに変わったら「少し、やろうかな」と触発される。寮の隣の室内練習場へ向かう。6月1日は三種の神器で目玉焼きをクリアしてから、すぐ打ちに出た。

全体練習休日にバットを振り込む(撮影・金子真仁)

全体練習休日にバットを振り込む(撮影・金子真仁)

「明日、2軍戦はローテ通りなら冨士が先発なんです。最近、冨士とバッテリー組ませてもらっていて。明日はまだスタメンって言われてないですけど、そうなるものだと思って」

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。