【松井律・競輪黙示録】
グランプリ出場が濃厚といわれる日本選手権(ダービー)決勝2着に入った真杉匠は、目先の成績や賞金争いよりも、今後は自身のスキルアップとラインの底上げがテーマになる。
平原康多の電撃引退によって、名実ともに「関東のエース」の座に就いた。しかし「僕なんてまだまだ。関東みんなで頑張って、順番にタイトルを取れるような環境にしたい」とまずは“個”より“和”を重んじる意識は変わらない。これは平原が一番大事にして、後輩たちに伝えてきたものだ。
ダービーは吉田拓矢との華麗なワンツー決着だったが、これは2人の“個”の力によるものが大きかった。「関東からG1に出られる選手は多いけど、準決になると、いつも同じメンバーしか残らない」。明確な課題をクリアするために真杉らが音頭を取り、直前には取手、前橋、宇都宮で関東勢の合同練習を繰り返した。
「僕はSSの優位さもあって、攻めのレースができる。力を出し切れば、何とかなる状態にある」。エースの自信が、関東王国の復権を加速させる。東予<1>4Rは、背中で見せる。(5)-(1)(3)(7)(9)-(1)(3)(7)(9)で12点。






















