日本代表FW本田圭佑(30)が、オマーン戦に先発し61分間プレーした。所属のACミランで出場機会を失っており、15日のW杯最終予選サウジアラビア戦に向けて状態を上げることが最優先課題になっていた。

 前半24分に放ったダイレクトシュートは、ジャストミートせず。その後も清武との連係から何度か絶好機を作ったが、まだまだ本調子ではない。それでも本田は「試合中に相手の立ち位置を見ながら、こちらの立ち位置を変えられるようになることが大事。キヨ(清武)も同じことを考えていて、たまたまうまくできた。サッカー選手として、いい再確認ができた」と少なからず手応えはつかんだ様子だった。

 8日にイタリアから帰国した際、今合宿中にハリルホジッチ監督と戦術面について話し合うことを示唆していたが、本田は「(本音を言うと)いろいろ、ややこしくなるんでね」とはぐらかした。