10月のキリンチャレンジ杯(12日パナマ戦=デンカS、16日ウルグアイ戦=埼玉)に臨む日本代表メンバーが4日、東京・JFAハウスで発表された。森保一監督(50)にとって、8月30日に行った最初の代表メンバー発表は、兼任するU-21代表を率いてジャカルタ・アジア大会に出場しており現地で行ったため、今回が国内で行う初のA代表発表となった。

質疑応答の中で、19年1月のアジアカップを目指す代表チームを作っていく中で、GK東口順昭(32)、DF三浦弦太(23)所属のガンバ大阪、GK権田修一(29)所属のサガン鳥栖、MF伊東純也(25)が所属の柏レイソルといった、J1で残留争いを強いられているクラブが降格という事態に陥っても、選手はA代表に招集するのか? と質問が飛んだ。

森保監督は「そこは何とも、お答えするのは難しい」と苦笑した後「良い選手であれば…代表に選ぶべきだと思った選手は、招集したい。まずはそうならないように」と本音を漏らした。

その上で、森保監督は「ニュートラルに見ていかなければいけない立場ですけど、全クラブの成長…全部は、そういかないでしょうけど、全てのクラブに少しでも良い成果があるように願って、我々は活動していきたい」と各チームに配慮した。

J1が第28節を終えた9月30日の時点で、G大阪は13位、鳥栖はJ2とのプレーオフ出場権の16位、柏はJ2降格券の17位と低迷している。またG大阪と鳥栖、柏の勝ち点差は3と残留争いは熾烈(しれつ)さを増している。【村上幸将】