アジア杯出場中の日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)が16日に24歳の誕生日を迎え、抱負を語った。

日本時間で日付が変わる数分前の15日、1次リーグ第3戦ウズベキスタン戦(17日)に向けて練習したアルアイン(UAE)で報道陣の取材に対応。少し早い誕生日を報道陣から祝福されると、爽やかに「ありがとうございます」と答え「大会期間に誕生日があるということで、いい24歳のスタートを切れるように優勝したいと思う」と誓った。

4年前の1月6日、C大阪からザルツブルクへ移籍が決まり、関西空港を出発した。3年前の16年1月はリオデジャネイロ五輪最終予選に出場。さまざまな経験をし、日本代表としてUAEで24歳を迎えた。

「欧州移籍して1年、1年が早いなという感じ。19歳で向こうにいってから4年たって早いなと思う。その中で自分が残してきたものはまだまだ満足していなくて、これからもっと自分としても成長していけるようにしていけたらいい」

アジア杯ではエース候補としてここまでの1次リーグ2試合に先発出場。第2戦のオマーン戦では4度の決定機をつくり出したが、ノーゴールに終わっている。「チャンスのところできめきれるように修正していきたい」。それでも、南野の前を向く姿勢は日本の攻撃の軸。「ゴールに向かう動きを狙っている」。いのしし年の年男。2大会ぶり5度目の優勝に向かって猪突(ちょとつ)猛進する。