日本代表MF南野拓実(24=ザルツブルク)が21日、トップ下でMF香川との競争を歓迎した。

この日は国際親善試合キリンチャレンジ杯コロンビア戦(22日、日産ス)に向けて公式練習。南野は下部組織から育ったC大阪の先輩とのトップ下争いについて「真司君は経験があって、実力がある選手やと思っている。ここは僕だけじゃなくてみんな競争している場所。でも真司君のいい部分を見て学んで自分らしいプレーをしていければいいと思う」と前向きにとらえている。

トップ下で出場した場合、FW陣は初招集組、鎌田と鈴木の2人。リオ五輪代表で共に戦った鈴木については「一緒にプレーしてきている選手で、彼のスピード、裏に抜けるダイナミックさを生かしていければチームとしていいと思う」とし、鎌田については「大地に関しては(鈴木)武蔵よりもうちょっと、足もとで受けたい選手。引いても(2列目に落ちても)プレーできるし、大地と、もし(一緒に)入ったとしたらどっちも位置を変えながらプレーできると思う」と流動的な前線を形成するイメージを膨らませた。

森保ジャパンの主力として、立ち上げ当初から支えてきたプライドがある。ここまで森保ジャパン最多の5得点。目標にしていたアジア杯を終えて、気持ちを新たにした。

「アジア杯が終わってひと区切りついた。また1からサバイバルやと思っている。アジア杯はプレー時間が長かったけど今ポジションを確立してるわけじゃない。自分としてはまたゼロからのスタートで地に足つけて結果を出してチームの勝利に貢献したい」

偉大な先輩とのポジション争い。新エース候補の意地を持ちながら、南野は定位置を奪いにいく。