欧州サッカー連盟(UEFA)は6日、国際サッカー連盟(FIFA)が米国代表FWバログンの出場停止処分を1年間猶予すると発表したことを受け、「一線を越えた。我々はこのような前例のない、理解不可能で、正当化できない決定に驚きを隠せない」と非難する声明を出した。

バログンはワールドカップ(W杯)の1日(日本時間2日)の決勝トーナメント1回戦ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で先制ゴールを挙げるも、後半19分にレッドカードを受けて一発退場となっていた。

6日(同7日)の同2回戦ベルギー戦は出場停止となるはずだったが、FIFAが処分を1年猶予。米国のトランプ大統領がFIFAのインファンティノ会長に電話し、処分見直しを求めたといい、前代未聞の事態が起きた。

UEFAは「サッカーはその他のスポーツ同様、ルールに基づくもの。レッドカードに対する最低1試合の自動出場停止は裁量の余地があるものではない。それは規則に組み込まれた原則であり、例外を認めるべきものではなく、ましてや同じ状況にあった他の選手たちが規則通りに出場停止を受けた大会の真っ最中に適用を変えることなどもってのほか」と厳しい言葉を並べた。