【釜山(韓国)16日=松尾幸之介】東アジアE-1選手権に出場している日本代表は、優勝をかけて戦う18日の韓国戦に向けて釜山で約1時間調整した。

14日に負傷離脱したMF橋本拳人をのぞく22人がグラウンドに姿をみせ、冒頭は全員でランニングなどを行った。その後の戦術練習では14日の第2戦香港戦に出場した選手の大半は見学となり、10日の中国戦とほぼ同じメンバーがピッチでビルドアップなどを確認。橋本のいたボランチには香港戦メンバーから唯一となるMF田中碧が入った。MF井手口陽介とほぼぶっつけ本番でコンビを組む可能性が高まった田中碧は「そんなに一緒にできていないですけど、明日も時間がありますし、コミュニケーションをとりながら合わせていきたい」と話した。香港戦については「何もしてないというか、隣にいる(大島)僚太君との力の差を感じさせられた」と反省も口にし「次が一番大事だと思うので、切り替えて準備して自分の力を出せれば」と意気込んだ。

森保監督は15日の練習に続き、この日も選手を1人ずつ呼んで試合でのプレーなどについて対話を行った。DF田中駿汰は「香港戦のビルドアップの部分で(監督から)『DFラインでのパスのスピードとか、ポジショニングを工夫するだけで相手の陣形は崩れた』と言われた。確かにそうだなと思った」と明かした。15日にピッチで約10分間話し込んだ田中碧は「これから自分たちがどうボールを運ぶかの確認とかをさせてもらった」。短い調整期間の中で修正を行いながら、韓国との大一番へと向かう。