日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が13日、オンラインで取材対応した。

昨年はサッカー界もコロナの影響を大きく受けた中、日本代表は10月と11月に海外遠征を行った。W杯でのベスト8進出を目標に掲げる中で活動を振り返り「高い強度をより長く保つためにフィジカルを強化しないといけない。それだけでなく、体力ロスをなくして試合をコントロールするために保持率を上げていくことをトライしないといけない」と、日本代表が持つ課題を語った。

年が明けた1月は元日に天皇杯決勝、4日にルヴァン杯決勝を視察した。3月に再開するW杯アジア2次予選を前に欧州視察も希望していたが、コロナ変異種が各国で確認されるなどしており、行動は制限される。「現実にはなかなか予定通りいかない。欧州に行っても、そこから動くのが難しい」と話した。

欧州視察などを行えなかった場合も、ドイツにある日本協会の拠点に駐在するスタッフとオンラインでミーティングを重ねるなどして対応する予定。「サッカーだけが厳しい状況ではない。世の中のみなさんが我慢強く耐えながら生活している。我々も今できることを地道に続けながら、五輪やW杯予選に向けて前進したい」と前を向いた。

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