26年W杯北中米大会に向けた初陣で、日本が5ゴールで快勝した。

今回代表初招集のMF佐野海舟(22=鹿島アントラーズ)が、後半開始から交代出場して代表デビューを果たした。

MF田中碧(25=デュッセルドルフ)とダブルボランチを組むと、出場直後に得意のボール奪取で会場を沸かす。

佐野は試合への入りについて「自分の武器はそこだと思っているので、チームや自分の流れを持っていけるプレーを心がけてやりました」。

その後も守備だけでなく、積極的な攻撃参加を繰り返し、デビュー戦とは思えぬパフォーマンスで、森保一監督(55)も高く評価。「彼の良さは随所に出してくれた。相手のボールを刈り取る力、連続で守備してボールを奪う、味方にボールを奪わせる、守備の彼の能力は発揮してくれた。プラス攻撃の起点として守から攻へのつなぎ役になれる、ふだん鹿島でも見せてくれているプレーは代表でも見せてくれた」。

後半22分にMF守田英正(28=スポルティング)がアンカーに入ってからは、4-3-3のインサイドハーフとしてプレー。ゴールへの意欲も見せたが「ボールを受けたくて下がってしまう部分もあった」と反省も口にしたが、新戦力として存在感を十分に発揮した。

代表の一員としての戦いを終えた佐野は「本当にこうやって国を背負って戦えるっていうのはすごいことだと思う。責任やプレッシャーもあるけど、その中でもっとやっていきたいなと思います」。充実した第1歩は、今後の期待を高めるものになった。【永田淳】

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