【ドーハ(カタール)佐藤成】日本がイラクを2-0と下し、8大会連続12度目のオリンピック(五輪)出場を決めた。パリ五輪アジア最終予選(3・5枠)を兼ねた大会で、再び「ドーハの歓喜」を味わった。

日本とイラクのドーハ決戦には、数々の歴史がある。最も有名な「ドーハの悲劇」は93年10月28日、ワールドカップ(W杯)米国大会最終予選の最終戦。勝てば本大会初出場が決まる一戦で、2-1の後半追加タイムに同点に追いつかれて夢破れた。13年にはW杯ブラジル大会最終予選で、ジーコ監督率いるイラクと対戦し、1-0で勝利。そして、16年のリオデジャネイロ五輪最終予選の今回と同じ準決勝では1-1の後半追加タイムにMF原川力(30=FC東京)の一撃で「歓喜」を味わった。「悲劇」の起こった93年生まれの選手たちが多くいる中でのリベンジに「ドラマのようだ」と話題になった。

今年1月にドーハ近郊で行われたアジア杯カタール大会1次リーグ第2戦では1-2と敗れている。

今回、8年前の再来となるイラクとの五輪切符を懸けた戦いで勝利を飾り、「ドーハの歓喜アゲイン」となった。

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