新潟は10日、U-23(23歳以下)日本代表FW鈴木武蔵(22)とDF松原健(23)が、ともに全治約3カ月の診断を受けたと発表した。

 鈴木は2月28日の練習で左大腿(だいたい)四頭筋を肉離れ。松原は都内で右ひざ外側半月板の手術を受けた。8月のリオデジャネイロ五輪出場が微妙な状況になった。

 東京・JFAハウスで取材に応じた同代表の手倉森誠監督(48)は、2人の負傷について「えっ、そうなの?」と1度とぼけた後に「サッカー人生にアクシデントは付きもの。焦らず治してほしい」とコメントした。その上で「代わりに入ってくる選手にはギラギラしてほしいね」と、さらなる競争激化に期待した。

 U-23代表は1月のU-23アジア選手権(カタール)で優勝し、リオ五輪出場権を獲得。本大会に向けた強化として、今月21日からポルトガル遠征を行い、25日にU-23メキシコ代表と親善試合を実施することが決まっている。