Jリーグの村井満チェアマン(56)が7日、サッカー界の視点で不祥事防止スタンスを示した。大阪市内で行われたメディア懇親会に出席し、バドミントン選手が違法カジノ店で賭博をしていた問題に言及した。「野球があったから、バドミントンがあったから…ではなく、今まで通り継続的に(指導を)やりたい」。開幕前に行う新人研修会などを使い、今後も教育を徹底していく考えだ。

 加えて村井チェアマンは「(選手に)どういう存在かを自覚させることが大事」とキッパリ。リーグとして大切にするホームタウン活動や、ファンサービスを推進することで、選手1人1人にサッカー選手としての存在価値を考えて欲しいと言う。「社会から注目されている意識を持って欲しい」。不祥事撲滅に向けた最大のキーポイントがここにある。