川崎フロンターレは広州恒大(中国)に1-1で引き分けた。

 序盤は広州の速いプレスで、持ち味の最終ラインからのパスが狙われカウンターを浴び続けた。前半26分、相手FWアランのミドル弾を浴び先制を許す。鬼木達監督はすぐに選手交代に動き、前半34分にボランチのMF板倉滉(20)に代え、FW森本貴幸(28)を投入。その後も再三、ピンチを迎えたがGKチョン・ソンリョンの好セーブで前半を1-0で折り返した。

 後半は相手の足が止まり、川崎Fがゲームを支配。後半26分にはFW小林悠(29)がシュートを放つが惜しくも左ポストにはじかれた。敗戦濃厚になった後半ロスタイム。DF車屋紳太郎(24)が上げたクロスを、相手MF于漢超がペナルティーエリア内で手を使ってクリアしPKを獲得。小林がGKの動きを見極め、ど真ん中に蹴りこみ、土壇場で同点に追いつき、アウェーで貴重な勝ち点1を手にした。鬼木監督は「勝ち点3が欲しかったので残念だったが、完全アウェーで勝ち点1を取れたのは次につながる」と振り返った。