ガンバ大阪長谷川健太監督(51)が18日、大阪・吹田市内で「魔の15分間」に頭を悩ませた。

 今季G大阪はリーグ戦の総失点30のうち、後半1分~15分のものが11。これはJ1全18チームで最も多く、後半の立ち上がりが課題として浮き彫りになった。

 指揮官は「意識しすぎて消極的になるのも嫌なので、ハーフタイムには『集中しろよ』とだけ話す。特効薬はあるのか…」と頭を抱えた。リーグ戦では6月17日ヴィッセル神戸戦の完封(1○0)を最後に、12試合失点が続いている。「ゼロに抑えるような厳しい戦いをもっと重ねていかないと、勝ち点3を取るのは難しい」と険しい表情だ。

 一方で攻撃は形を作れつつある。リーグ戦ここ3試合は得点し「ドツボからは脱出した。チャンスを決めきる回数を増やしていきたい」。MF遠藤も「失点を減らしていければ現状のプランにつながっていくと思う」とうなずいた。

 20日は天皇杯4回戦の柏レイソル戦(吹田S)。優勝すればACL出場権を得られるだけに、遠藤は「レイソル戦で勝って、どんどん(勝利を)積み上げていきたい。タイトルを取りに行く」と意気込んだ。