日本アンプティサッカー協会がソフトドリンク事業などを展開する永伸グループ(山本伸次代表取締役)とスポンサー契約を結び、11日に東京都内で発表会見が開かれた。

 日本代表チームは今後、ユニホームのシャツとパンツに同グループが製造する飲料水「Matsuri 祭」「ミライズ」のロゴマークをつけてプレーする。

 協会副理事長でもある日本代表の杉野正幸監督(44)は「選手たちは自費で大会や練習に参加しているのが現状なので、W杯へ向けても心強い支援をいただきました」と、山本代表取締役とがっちり握手を交わした。

 アンプティサッカーは脚、腕の切断障がい者が7人制でプレーするもので、国内の競技人口は約100人。W杯は24カ国が参加して今年10月24日からメキシコ・グアダラハラで行われる。招待参加する日本代表は今回が4回目の出場で、前回のベスト16を上回るベスト4以上を目指している。

 元ブラジル代表で、10年前に就職のために来日して国内に競技を広めた日系3世、エンヒッキ松茂良ジアス(28)は「僕たちが活躍することで少しでも多くの人に競技を知ってほしい。プレーする選手が増えることが日本のレベルアップにつながる」とW杯での活躍を誓い、認知度向上に期待を込めた。【小堀泰男】