磐田小川航基「信じてやるだけ」五輪延期も開幕照準

  • ゴールを決め、笑顔を見せる磐田FW小川航(左)

<練習試合:清水3-2磐田、清水8-0磐田>◇28日◇アイスタ

J1清水エスパルスが静岡ダービーで2連勝した。28日、J2ジュビロ磐田との練習試合2試合を無観客で実施。DAZNで生配信された1試合目は3-2で、続く2試合目は8-0で大勝した。

今季新加入のFW後藤優介(26)が1試合目で2得点。ストライカーの役割を果たした。磐田はFW小川航基(22)が1試合目で1得点。東京五輪代表候補のエースが、1年延期決定後の初実戦で健在ぶりをアピールした。2試合目は両クラブの公式SNSで生中継され、配信ダービーも行われた。

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磐田FW小川航は、主力組として1試合目に先発出場。東京五輪の1年程度延期決定後、初の実戦でも、プレーの質は変わらなかった。前半35分、味方からのパスに抜け出すと、GKをかわして右足で無人のゴールに流し込んだ。後半途中に右ももを痛めて負傷交代するまで体を張った。「自分の存在価値はゴールを取ること」と貪欲だった。

五輪のサッカー男子は、原則23歳以下で構成されるため、来年24歳となる小川航は、出場資格を失う可能性がある。それでも「五輪の延期は仕方がない」と顔を上げ、リーグ再開に照準を切り替えた。五輪出場のためには、「特例」を待つしかない状況。「信じてやるだけ」と力を込めた。

今季のJ2も大会方式が変わり、J2の3~6位が行う「J1昇格プレーオフ」は中止。上位2クラブがJ1に自動昇格する。小川航は「そこは気にせず、勝ち続けるだけ。優勝してJ1に戻りたい」と強調した。【神谷亮磨】