J1清水エスパルスは新型コロナウイルス感染拡大による、7都府県への緊急事態宣言発令を受け、より徹底した予防対策を打ち出した。チームは10日、静岡市内で約1時間30分の練習。紅白戦などで汗を流した。ピーター・クラモフスキー監督(41)は「良い練習を積めている。忍耐強くやっていくしかない」と力を込めた。

取材エリアでは、パイロンなどで仕切りを設けて、選手と報道陣の動線を分離。練習後の取材も2メートル以上距離を取って行われた。さらに、これまで練習の模様はメディアにのみ公開してきたが、来週以降はメディア公開を週2日程度に制限。それ以外は完全非公開で実施すると発表した。

既に一部社員やスタッフは、在宅勤務を実施。他者との接触を極力減らすため、クラブ全体で対策に乗り出している。広報担当は「リスク管理を徹底するため。今後もSNSなどで情報を発信していく」と話した。【古地真隆】