J2ジュビロ磐田は25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していたトップチームの活動を再開した。4月25日以来、1カ月ぶりのトレーニングは磐田市内のグラウンドで実施。選手を3組に分け、完全非公開で行った。

練習では、ボールを使ったミニゲームなどもこなしたという。オンライン会議システム「Zoom」で取材に応じたDF大井健太郎主将(36)は「まだ練習が再開できていないクラブもある中で、サッカーができることを幸せに感じながら取り組めた。天気も良く、楽しくできた」と充実した表情を見せた。

チームは感染防止対策も徹底している。フベロ監督(46)らスタッフはグラウンドでもマスクを着用。練習後の体のケアは屋外で行い、「1人10分以内」の時間制限を設けている。今後も選手、スタッフの検温や、クラブハウス内施設の一部使用制限などを継続しながら、練習を行っていく予定だ。

今後再開されるリーグ戦は、無観客開催の可能性が高く、過密日程も予想される。フベロ監督は「今は感染予防が第一。我々はJリーグの決定に従いながら、全力を尽くしていくだけ」と力強く話した。【神谷亮磨】