磐田上原、起死回生の同点FK弾も勝ちきれず反省

  • ホームで勝ち点3を奪えず、厳しい表情を浮かべる磐田の選手たち(撮影・前田和哉)

<明治安田生命J2:磐田1-1岡山>◇第3節◇5日◇ヤマハ

ジュビロ磐田はホームでファジアーノ岡山と1-1で引き分けた。前半13分にカウンターから先制点を献上。引いて守る相手に苦戦しながらも、後半25分にMF上原力也(23)が直接FKを決めて同点とした。相手選手退場で数的優位になり、その後も猛攻を仕掛けるが、追加点は奪えず。勝てなかったが、最低限の勝ち点1を積み上げた。

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磐田MF上原の右足が、停滞ムードを払拭(ふっしょく)した。1点を追う後半25分、ゴール正面でFKを獲得し、ボールをセットした。FW小川航基(22)がスルーすると、上原はゆっくりとした助走から右足をすくい上げた。壁8人の頭上をフワリと浮かせたシュートはクロスバーに当たり、ゴール右隅へ。「いいコースに蹴れた」と、起死回生の同点弾で反撃ののろしを上げた。

今季からセットプレーのキッカーを務めている。開幕前とリーグ中断中の練習試合では、直接FKを2本決めていた。全体練習後のFK練習が普段の日課。地道な積み重ねの成果を公式戦で発揮した。ただ、チームはリーグ戦再開後の2試合で1分け1敗と未勝利。満足はしていない。「攻撃の質を上げて、決めきる力をつけていきたい」。同点後の20分間は、相手が10人になり、数的優位だったが、追加点を奪えなかった。フベロ監督(46)は「目先も大事だが、シーズンは長い。試合の度に良くなっていくことも大切」と先を見据える。この日の後半は、終始相手を圧倒。攻めあぐねた前節京都サンガFC戦からの改善の兆しは見えた。指揮官が求めるスタイルを貫いて、次戦は勝利を目指す。【神谷亮磨】