J1清水エスパルスは7日、静岡市内で約1時間の調整に励み、8日のセレッソ大阪戦(午後6時、ヤンマースタジアム)に備えた。練習後、FW後藤優介(27)とピーター・クラモフスキー監督(41)が、オンライン取材に応じた。

4日の名古屋グランパス戦(1-2)で、後藤は3トップの中央でフル出場。前半18分、MF金子翔太(25)の先制点をアシストした。前線でのボール奪取から手数をかけずに得点を奪い、「狙い通りの形で決めることができた」とうなずいた。だが、前半の内に試合をひっくり返され、開幕から2試合連続で逆転負けとなった。「プレスのかけ方を、もっとチームで意思統一していかないと」と課題を挙げた。

対するセレッソ大阪は、昨季リーグ最少29失点。34試合中15試合で無失点と堅守を誇った。後藤は「チャンスの数を増やしたい。最後の質が高ければ、必ず得点できる」と力を込めた。最後に七夕の願い事を問われると「チームの勝利」と即答した。

中3日でのリーグ戦に向け、クラモフスキー監督は具体的な選手起用について明言を避けた。「勝ち点3をとるため、フレッシュで戦える11人を選びたい」。開幕3連敗阻止へ。敵地で今季初白星をつかむ。【古地真隆】