豊富な運動量とボール奪取力でJ2アルビレックス新潟の中盤を支えるMF福田晃斗(28)は意外なシューズを愛用している。アンブロの「アクセレイターCT KTS」というモデルで、現在ネットなどで4000円以下で購入できる。「学生が練習で履きつぶし用で使うようなモデル。でも自分にはぴったり。プロでこのような安いシューズを使用しているのは自分ぐらいだと思う」と笑う。

人工皮シューズを選ぶ理由を「皮が伸びないので汗をかいたり、雨の日でも足元がずれない。カッコ良さより、安心してプレーできることが大事」と話す。8月、J1湘南ベルマーレから移籍し16試合出場で13試合がフル出場。走行距離100キロを越える福田を「コスパ最高シューズ」が支えている。

チームは前節25日のアウェー徳島戦後3連休となった。「Go To トラベルを利用し、家族で月岡温泉旅行に行った。連戦で子供たちと関わる時間が少なかったので久しぶりに一緒に楽しめました」と心も体もリフレッシュ。次節(11月1日、デンカS)の相手、東京ヴェルディには過去11戦6分け5敗と未勝利が続くが「(自分は)プロ入りしてから公式戦初対決。テクニックがあるイメージだが、しっかり勝利を目指す」と意気込んだ。【小林忠】