J3アスルクラロ沼津は28日、裾野市内でキャンプをスタートさせた。

初日は午前と午後の2部練習を実施。下部組織の沼津U-18から今季トップ昇格したFW杉本大雅(18=沼津高3年)はプレーでアピールした。午前のゲーム形式では1得点をマーク。本職はFWだが、サイドハーフで出場し「前のポジションならどこでも大丈夫です」と、はつらつと話した。

杉本はU-18の1期生で「昇格第1号」となった。今後は地元出身選手としての「看板」を背負って戦う。ゴールに直結するプレーが特徴の1つで、課題は「守備の部分」と冷静に自己分析している。チーム始動から約1週間が経過し、「少しずつプレーにも余裕ができてきました」と手応えも口にした。

キャンプは3日間の短期日程だが、30日にはチーム初実戦が控えている。杉本は「試合に絡めるようにやっていきたい。結果を残して、あこがれてもらえるような存在になりたいです」。地元期待のルーキーが、まずは開幕戦出場を目指してアピールを続けていく。【神谷亮磨】