清水エスパルスがホームでV・ファーレン長崎に3-2で競り勝ち、3試合ぶりの勝利をたぐり寄せた。2-2の同点とされて迎えた後半ロスタイム。途中出場のFW北川航也(26)が貴重な決勝点を決め、チームに勝ち点3をもたらした。ジュビロ磐田は大分トリニータに1-1、藤枝MYFCはレノファ山口FCに0-0で引き分け、いずれもホームで勝ち点1の獲得にとどまった。
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本拠地のアイスタが歓喜に沸いた。試合前の時点で4位だった長崎を破り、3戦ぶりの勝利をつかんだ。シュート18本を放ちながら、無得点で敗れた前節ホーム・ブラウブリッツ秋田秋田戦(0●1)から中2日。今度は上位チームを相手に3点を奪い、振りきった。試合後の会見。秋葉忠宏監督(47)も「やっぱり、ゴールと勝利は良いですね」と実感を込めた。
2点のリードを追いつかれて迎えた後半ロスタイム。下部組織出身のストライカー北川が、たれ込めた暗雲を吹っ飛ばした。FWチアゴ・サンタナ(30)のシュートが、クロスバーに当たったこぼれ球に反応。体ごと押し込んだ。
今季リーグ4点目が劇的な決勝点に。9000人を超えるサポーターの大歓声を全身で浴びた。お立ち台では「クロスに対して人数をかけることはチームの決まり事としてある。みんながゴール前に入って確率を上げた結果、たまたま自分の所にゴールが転がり込んできただけ」と仲間の“好アシスト”に感謝した。
順位は前節終了時点での7位と変わらなかったが、プレーオフ出場圏となる6位ヴァンフォーレ甲府と勝ち点差は「2」に縮まった。5日に迎える次節は、アウェーでベガルタ仙台と対戦。指揮官は「心と体をしっかり回復させて、一戦必勝で仙台に向かいたい」。北川は「今日のように90分間、諦めないことが大事。勝利を目指してハードワークをするだけ」と言った。苦しみながらもぎ取ったこの1勝を、上位猛追の1歩にする。【前田和哉】



