W杯ロシア大会1次リーグF組で、前回覇者のドイツは初戦でメキシコに0-1と敗れた。この敗戦を受けて、19日の独紙ビルトはチームを立て直すための提言をしている。

 まずは3人の先発変更。

 (1)エジルを外す=09年以来、レーウ監督はゲームメークにエジルを無条件で信頼してきたが、それが報われたことは少ないという。メキシコ戦ではFWウェルナーへのパスはわずかに2本だったと指摘した。

 (2)ロイスを入れる=コンディションがいいロイスはベンチに座っていていい選手ではない。メキシコ戦ではロイスの出場後シュート数は13対2と試合の流れを変えた。そこまでは12対11だった。

 (3)ケディラを外す=DFフンメルスはメキシコ戦後「7、8人が攻撃に行ってしまったら、しっかりと守ることはできない。チーム内で何度も言ってきたが、明らかに聞かれていなかったようだ」と批判していた。矛先の1つはボランチのケディラで、代表戦ではこれまでで最も悪いパフォーマンスだった。レーウ監督はギュンドガンかゴレツカを起用するべきとした。

 さらにメンバー変更だけでは十分ではなく、再び世界王者としての気持ちを注入すべきとする。そのためにはポジション争いが必要。メキシコ戦では14年大会優勝メンバーが8人先発に入った。レギュラーの保証は終わりにするべきだと伝えている。