セネガル戦でワールドカップ(W杯)初ゴールを決めたMF乾が、ポーランド戦で再び救世主になる。前日24日のセネガル戦は1点を追う前半34分、左サイドを突破したDF長友からパスを受けると迷わず右足を振り抜いた。「うまくゴール方向に向けて、得意なコースだったし思い切って打ってみよう、と。思い切って打った結果」。

 後半33分にはMF本田のゴールもアシスト。それでも心から喜ぶことはできなかった。後半19分のシュートがバーを直撃。この決定機が心残りだった。「2点目を取るチャンスもあったし、あの(ゴールの)1点に満足は全くしていない。後半の2点目を取るチャンスでしっかり決めないと」。野洲高時代から自分のプレーには納得しない。向上を求める姿はW杯でも不変。「ポーランド戦、しっかりやっていきたい」。2試合連続ゴールへ。また乾の出番がやってくる。