第2戦が行われ、Rマドリード(スペイン)がFWクリスティアノ・ロナルドのハットトリックを決める活躍でウォルフスブルクに3-0で快勝。2戦合計3-2で大逆転で4強入りを果たした。

 0-0の時は落ち着いて試合を見ていたRマドリードのジダン監督だが、2点をリードしてからは身振り手振りが大きくなった。そして後半36分、FWベンゼマのシュートが相手GKベナリオにはじかれるとフランス人監督に異変が生まれた。フラストレーションが爆発し、体を回転させると1年前のグアルディオラ監督同様にスーツが破け、太ももがあらわになった。

 ジダン監督は「簡単な試合などひとつもないし勝った時はうれしいもの。今日は喜び、満足する日。何より選手たちの働きに満足。第1戦を負けて苦しい状況だったし、決して簡単ではなかった。ともかく自分たちの色を出して戦い勝利した。全員のことを誇りに思う」と逆転での準決勝進出を喜んだ。

 また、ロナルドに対しては「クリスティアノ? 彼が彼たる由縁を見せつけている。世界1の選手だし、今日のようなゴールが彼を特別な選手にしている。誰もが3点を決めることが出来るわけじゃない。だからこそ特別だ。違いを見せつけている」と称賛した。