マインツFW武藤嘉紀(25)が2得点の活躍で、シュツットガルトに逆転勝ちした。

 マインツは前半19分に先制を許し、0-1で迎えた同42分、MFセルダルのヘディングシュートで同点に追いついたかに見えた。だが、VAR判定で、マインツにハンドがあったとしてゴールが取り消しに。この嫌な流れを取り戻したのが武藤だった。

 前半ロスタイム、ペナルティーエリアの中央外で相手DFを背負いながらボールを受けると、反転して前を向いて仕掛け右足を一閃(いっせん)。相手GKもセーブに入っていたが、軌道が変わり、そのままゴールに吸い込まれた。前節ハノーファー戦に続く2戦連発弾で同点に追いつくと、後半10分、武藤がクロスに飛び込み右足で合わせこの日2点目。逆転に成功した。後半19分にもMFホルトマンのミドル弾で加点。武藤は後半38分にベンチに退いた。

 マインツは後半ロスタイムに1点を返されたが逃げ切った。シュツットガルトのFW浅野拓磨(23)はベンチ入りはしたが出場機会はなかった。